【タロットがもっと深く読めるようになる!】しげおとがんじぃ ~皇帝編~
第四章 皇帝
人それぞれには人格ってもんがあるんだよ。皆があんたみたいな奴じゃない。あんたはいつだって、自分以外の考えを持つ者を否定し、全て自分の想い通りの行動に誘導しようとするじゃないか。アタシにはそれがうんざりなんだよ!
皇帝はいつも国の事を想って動いてくれているズラけど、時々それが押し付けになってしまうズラ。妹さんは考えが真逆だからいつもぶつかり合って・・・。そろそろ、大喧嘩になりそうでオイラはちょっと心配ズラ・・・。
真の皇帝の在り方とは
皇帝はすなわち、リーダーの事。リーダーの下にはいろいろな役割を持つ者が沢山いるじゃろう。「違い」を認められなければ、いずれ大きな憎しみを生む。
さらには、 相手をコントロールしようとするのは相手を信頼していないのと同義語になる。「お前はダメ人間なのだ」と言う事を、無意識に相手に植え付けてしまうのじゃ。
そうなったら、人はどうなると思う?お前さんを信頼することが出来なくなり、怒り、憎しみ、悲しみがお前さんに向けられるようになるじゃろう。
真のリーダーとは、相手を認められる者を指す。相手を認められない、認めたくない、自分の意見が正しいと言うのはお前さんのエゴでしかない のじゃよ。
相手を支配・コントロールしようとすると起きる悲劇
最初は俺の何が悪いんだ!って、理解できなかった。許せなかった。でもな、今なら思うんだ。俺の理想は俺の物であって、相手の物(価値観)では無かった。
そしてさらに、俺はどうしてそうなったかを考えた時、自分のふがいなさに気づいたんだ。
しかも、自分が正しいと思い、そうでないものを排除した。突き詰めると俺は自分以外の誰の事も信頼していなかったんだ。それに気づいたときは驚愕したよ。・・・そんな俺についてくる奴なんて、いねぇんだよ。
自分と違う想いを持ってる奴はよ、同じような思想を持ってる奴に任せりゃ良いんだよ。自分が何でもかんでもしなきゃいけないなんて思う必要ねぇよ。皇帝は皇帝らしく、堂々と振舞ってりゃ良いんじゃねぇかと俺は思うんだ。
それから数日後
信じられない!
全体を見ることができるようになった皇帝は、さらに自分の能力を活かしながら周りの人のために生きることができるようになった。
そして、多様性を認めることができるようになったおかげで、支配・コントロールしようと一生懸命頑張っていた頃よりも、上手くいくようになったのである。
しげおとがんじぃ よもやま話
適材適所を学んでほしいぜ。今回の皇帝は一回で気づいたから良いが、一般の奴は気づかない奴が多いんじゃねぇか?
自分の価値観と合わない人が居る場合は、それができる他の人に任せても良いし、無理に皇帝(自分)の手を煩わせなくて良いんです。
他の人に任せた場合は、他の人が使命感や責任感を持ってその任務を遂行しますし、さぼる人やだらけている人は、周りに「もっと気を抜いても生きていけるんだよ」という事を身体を張って教えてくれてもいます。
いろいろな人が居るからこそ、社会も世界も回っている。そうすることで森(全体)が見えるようになるのではないでしょうか。
思い当たる人(特に長男長女、リーダー気質の人)は、力を抜いて自分のやるべき仕事に集中しましょう。そして周りをもっと頼ってくださいね!そうすることで、皇帝的な力を正常に使う事が出来るのですから^^
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