【タロットカードを数字で覚えよう】小アルカナ「5」の意味
「4」からずいぶん日が空きました(^^; やっと「5」を書けるー!!皆様、お待たせしました!
「4」で安定したら、人はどこか物足りなくなります。このままではイカーン!!と思うのですね。
なので、ステップアップするために、安定から飛び出します。それを上手に表現しているのが「5」ですね。
ではワンド・ソード・カップ・コイン・・・それぞれの「5」を見てみましょう♪
目次
小アルカナ「5」の共通点
「5」は法王と関連がありますが、大アルカナではここで初めて、他者が出てきます。
「5」は「4」で安定を勝ち取ってから(または、安定を楽しんでから)さらなるステージへいく為に、外へ出ていきます。
「4」は四角形□に例えられますが、5は五芒星と捉えるとわかりやすいかと思います。
陰陽道で五芒星は「悪を退ける」「正義を貫く」という意味があるそう。
悪を退けたり、正義を貫くという事は、≪そういうことがある≫という事ですよね。つまり、自分以外の人との摩擦があるという事です。
で、小アルカナの「5」もそれを表すかのように、「葛藤と摩擦」がテーマになっています。
葛藤と摩擦を経験し、自分の中の悪(陰)を退け、自分の信念を貫けという事ですね^^
ワンドなら、今よりステージアップするために、自分の中で葛藤する。
ソードなら、自分の信念をより確固たるものにするために、摩擦を経験する。
カップなら、自分の想いの純度を高めるために、心で葛藤する。
コインなら、もっと成長するために、物質的摩擦を経験する。
というような感じです。
ワンドの5の場合
ワンドは、野心・情熱の塊。「4」でしっかりと休んだら、また社会の役に立つために外に飛び出します。
この段階で、社会で待ち受けているものは「本当にあなたはそれで良いの?」という試練・葛藤です。
人は、自分以外の意見を聞いて自分の本心を知ることができます。
なのでキーワードでも
「ディスカッション・切磋琢磨・葛藤・喧嘩・主張がぶつかる・議論を交わす」となるんですよね。
で、逆位置の場合はその試練・葛藤をしっかりと活かせていないときです。なのでキーワードでは
「感情論・問題の先送り・意見がまとまらない・談合・見て見ぬふり」という風になります。
本音を話さず、喧嘩をするという感じでしょうか。
しっかりと向き合わずに話したところで、方向性は全く見えてきませんよね。
なので、今よりもっとステップアップするためには、たとえ嫌でも相手と腹を割って話すことが必要・・・となります。
ソードの5の場合
ソードの4でしっかりと休んだら、また頑張って進もうとします。
でもそこで待っているのは、人間関係の非情な摩擦。人生の勝ち負けです。なのでキーワードでは
「勝ち組負け組・競争社会・敗北感・空しい勝利」となります。
こうするのが正しい!という信念を持って進むと、大体「そうじゃない!!」と思わせられるような壁にぶち当たります。
ソードの場合、その多くが人間関係に現れます。
人は、人を通じて自分の信念を知ることができる。
だけど勝ち負けや、目の前のことに囚われると本質を見失うし、そこに心がないからこそ、勝っても空しいものとなり、満たされない。
で、逆位置になると今度はイラストの後ろ側にいる人たちの心境になることが多いです。
なのでキーワードでは
「失望・人間不信・敗北感・敗者・いじめ・リストラ」となります。
それでも、本来「5」の意味するものは葛藤から何を得るか?なので、そこから何を学ぶかが必要となります。
失望して、何を得たのか?
信じられなくなったのは、どうしてか?依存心がなかったか?
負けたと感じたのは、なぜ?
みたいに、自分の信念(何を信じているか?)を再確認するために一度負けるのです。
腹を立てたり、悲しむことは悪い事じゃない。それらを感じることはとても大切じゃ。
しかしそこにとどまる必要はないのよな。
良い・悪いの問題じゃなくて、「その出来事を通じて自分はどう思っていたかに気づかせてもらっただけ」なんだよな。
自分のネガティブな思い込み(信念)に気づかせてくれるのが、ソードの5。
ここで気づくか気づかないかで人生は大きく違ってきます。
カップの5の場合
カップの4でいろいろ考えた後、実際に動いてみよう!と行動に移します。
ですが、その時に訪れるのは「理解されない」という悲劇。
だからイラストの男性は、倒れたカップを見つめてうなだれているのですね。
ですが、「5」は摩擦・葛藤により自分の陰を退けるという数字。ここでも何に気づくかという事が非常に大切です。
カップの5の正位置のキーワードは
「喪失感・哀しみ・落胆・挫折・絶望」です。
カップなので、全て心の動きになります。自分の思っていたことが叶わないという摩擦・葛藤を示しています。
でもイラストを見ると、後ろにカップが2つ残されていますね。
それこそが「陽」となり、気づきとなっています。
逆位置になると、後ろの気づきがメインになります。
なのでキーワードでは
「気づきがある・希望が戻る・現状を受け入れる・克服」となるのです。
叶わなかったおかげで、何を得られたか
そういうことに気づけるようになるんですね。
たまに不幸のどん底状態まで、心が落ちてしまう人もいますが、それはカードの兼ね合いを見て判断してくださいね!
という事は、悲しかったり失望するという事は、自分は何かに期待していたという事。そこに気づき、行動しなさいと言う事じゃな。
コインの5の場合
コインの4で安定を手に入れたら、もっとそれを発展させようと試みますが、そうすると現実的に一度「物」が減るという事態に陥ります。
お金で言えば、投資とか
人間関係で言えば、うわべの人間関係
という所でしょうか。
なので正位置のキーワードは
「収入が減る・貧しさ・失業・固い絆」となります。
お金や物質・目に見える形から葛藤や摩擦を経験し、そこから本当の「正しさ」を見つけるのですね。
投資をしたり、お金を出したときに感じる気持ち・・損得精神。
上っ面で塗り固められた人間関係・・・
そういうものから学べる気づきが、後ろのステンドグラスに象徴されています。
例え現実的に物や人、お金が減ったとしても、必ずそこから変化や気づきがあります。
お金の場合、一度出してから そこからどんなプラスを拾うかでその後の道が大きく変わってきます。
お金持ちと言われる人や、起業家はここを必ず経験し、後ろの気づきに気づいた人たちです。
そして、いつまでも「お金なーい」とか「損した~」と彷徨っている人たちは、気づきにも気づくことなく彷徨い歩いて行きます。
人間関係の場合、
「相手のために」という無償の愛や見返りを求めない気持ちの大切さに気づきます。
なので逆位置では
「気づきがある・助けを得られる・状況が改善される・精神的価値に気づく」となるんですね。
ここでも、ずっと気づかないでさ迷い歩いてる人もいるので、周りのカードの兼ね合いも気を付けてみて下さいね!
【タロットカードを数字で覚えよう!】小アルカナ「5」の意味 まとめ
いかがでしたでしょうか?
「5」のカードは、ネガティブな印象が多いものですが、ネガティブというものには必ず裏に「希望と気づき」が隠されています。
そこに気づいてこそ、本当の意味での悪を退け、正義を貫けるようになる・・・
つまり、一つの芯が自分にできるんですね。
摩擦と葛藤がなければ、自分の本心にも信念にも気づけません。
ネガティブな事こそ、忌み嫌わずに 柔軟に受け入れて学んでみましょう。
きっとそこから思わぬ気づきが得られるはずです♪
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