【タロットカードを数字で覚えよう】小アルカナ「8」の意味
「7」で物事が飛躍すると、今度は各スートの力がパワーアップしてきます。なので小アルカナの「8」はそれぞれの力が溜まってきている状態になるのです。
小アルカナ「8」の共通点
「7」で前進・飛躍をした後は、今度はじっくりと自分や物事と向き合うプロセスが必要とされてきます。大アルカナの力(ちから)のカードにもあるように、自分の弱さや本能と向き合い、自分をレベルアップさせることが必要となるのです。
大アルカナの場合は、「人間的成長」を示しています。己の弱さや恐れと向き合い、その気持ちを許しなだめながら、物事に向き合う事。そうすることで人間的な器が拡大し、魂の成長へと繋がります。ですので自然と、どんな困難でも乗り越えられる自分になる・・・それが力の伝えたい世界観なのです。
この世には、乗り越えられない課題は無いと言われています。私も同意見ですが、課題や困難・障害を乗り越える際に必要なのは、やはり自分と向き合う力。
「7」のように突き進むだけではなく、今度は自分と対峙する事。そうすることで人間としての底力が強まることを意味してくれているのです。
小アルカナの場合は、それぞれのスートの力が強まることを教えてくれます。
・ワンドなら、ワクワク力の高まりで起こるミラクルを示唆し
・ソードなら、自分の思考力(思い込み)が強まり
・カップなら、感情を感じきることで次のステージに行けることを
・コインなら、さらに形にするべく技術を磨いたりする
というような感じですね。
ワンドの8の場合
ワンドの「7」で情熱のもと一生懸命頑張ると、次は見えない力が一斉に応援し始めます。「一生懸命頑張ってたら、いきなりスムーズに物事が流れ出した」と言う経験はありませんでしょうか?
引き寄せの法則というものがありますね。引き寄せの法則と言うのは「ワクワク」「楽しい」「面白い」というような、内側から湧き出てくる感情がさらなる面白いことを引き寄せてくれるという法則です。
ワンドの8の場合も「楽しい」「人の役に立ちたい」という情熱が高まった時、さらにレベルアップするべく物事が一斉に進みだします。ワンドの8は「人智を超えた力が加わる」とよく言われますが、メカニズム的にはそういう理由があるからなのです。そのため、キーワードではよく「ステップアップ・チャンス・急展開」という事になるんですね。
逆位置の場合は、その流れを自分自身が活かしきれていないという事を示します。本来は流れやリズムが来ているのに、自分自身が不安や恐れを抱いてしまう為、それが見えない世界に伝わり、物事が停滞してしまうという事が発生してしまうのです。なのでキーワードでは「停滞・動きが無い・波に乗れない」となってしまいます。
人智を超えた力と言うのは「自分の考えが及ばない領域」を示します。ですので、結果やプロセスを自分で限定せずに、未知なる流れに身を任せ、ミラクルを体感してみるようにしてみましょう。
ワンドの8が出る場合「何どうなる」という風な事は教えてくれない事が多いです。という事はつまり「ワクワクや流れに任せなさい」という事。ワンドの「情熱・ワクワク・やる気」に任せ、あとは手放すことが大切です。必ずなるようになるモノなのですから。
ソードの8の場合
ソードの7で思考を使い、飛躍をすると今度は自分の思考に縛られてしまうようになります。過去の成功体験や、○○するべき、○○はいけない、○〇になったらどうしよう・・・等と、自分の思考(思い込み)に支配されてしまうようになってしまうのです。そのためキーワードでも「考えすぎ・思い込みが強い・視野が狭い・被害妄想」となるのです。
思い込みや制限というのは打破するためにあるもの。イラストにも描かれているように、自分の思い込み(目隠しや、自分を縛り付けている紐)をほどき、現状を確認することの大切さや、自分を枠に縛り付けないという事の大切さをソードの8は教えてくれます。
○○じゃなきゃいけないと思い込んでいたけど、大丈夫だった!!というような、目から鱗が落ちるような体験はありませんか?ソードの8の逆位置はそういう状態になります。
自分を縛っていたのは、誰でもない自分だったという事に気づけると、自ら歩き始めます。ですのでキーワードでは「女性の社会進出・解放・自由」となるのです。
たまに、被害妄想や思い込みが泥沼化している人もいらっしゃいますので、周りのカードをしっかりと読み取って判断してくださいね!
カップの8の場合
カップの7で色々な想像を膨らませ、色々な事を味わい尽くすと今度はそれに良い意味で飽きて次に進めるようになります。よく世間では、怒りや不安も感じきると無くなる・・・といわれますが、それは本当です。感情の仕組みとして「味わいきると飽きる」という面があるのです。
よく、贅沢をし尽すとおいしい料理にも飽きてくる・・・と言いますよね。それと同じ。負の感情(恐れや悲しみ、不安)も、実は味わいきると消えるのです。もちろん良い感情や思い出も、味わいきると良い意味で余韻を残すことなく次にいけるようになります。なのでキーワードでも「手放す・新しいステージ・断ち切る」となるのです。
感情を味わうという事が中途半端になっていたり、途中で罪悪感を持ってしまって味わえてない・・・という事になると、人はそこに未練が残ります。なのでキーワードでも「情が残る・手放せない・後ろ髪をひかれる」となるのです。
ですので、負の感情の場合はしっかりと感じきって、味わい尽くす時間を取る事。これが次のステージへと進むコツです。恋愛などで未練が残る場合は、しっかりと悲劇のヒロインを演じまくるのが大切だとも言えますね。
コインの8の場合
コインの7でさらに飛躍させるために頑張ったら、今度はそのスキルをどんどん伸ばしていくために努力をし始めます。物質やスキルを伸ばしていくために必要なのは「努力と継続」です。なのでコインの8のキーワードは「職人・マイペース・実績を積み重ねる」となるのです。
コイン的力・・・つまり能力を高めたい、地位を安定させたい、もっとお金を呼び込みたい!と思うなら、継続と努力は必要不可欠!それをコインの8は示してくれているのです。
そういった努力が出来ない場合は、逆位置となります。なのでキーワードでも「途中放棄・飽きる・辞める」となるのです。そうなると、結局今高めることができるコイン的力が全ておじゃんになります。
器用貧乏にも逆位置で多く出ます。物事を成し得るためには集中する事や没頭する事、成果が出るまで継続する事が大切です。コインの8が逆位置で出た場合で、これらが出来ていないのならば「頑張ってる」とは言えないのです。耳の痛い話ですが、これがコインの言いたいことなのです。
【タロットカードを数字で覚えよう!】小アルカナ「8」の意味 まとめ
いかがでしたでしょうか?
「8」のカードの場合、それぞれのスートの意味が強くなっていきます。引き寄せの原理や、思い込むと人はどうなるか?という仕組み、感情は感じきると無くなるという事、物事を成し得るためには努力と継続が必要だという事がとてもよくわかりますね。ぜひ参考にして、もっとタロットを楽しくリーディングしてくださいね!
◇ 【大アルカナ・小アルカナを楽しく覚える!】タロットカードの意味一覧
◇ 【タロットカードを数字で覚えよう】小アルカナ「7」の意味
初心者さんから現役占い師まで・・・誰でも本格的な開運占い師になれる!
お悩み解決ならこちら