【当たるタロット占い師になる!】目からウロコの小アルカナを使って占う時のコツ
タロットカードの「小アルカナ」というのは56枚もある為、覚えるのが大変で挫折してしまう人も多いのですが、小アルカナというのは「日常生活の状況や気持ちの変化」を汲み取るのに、最も適したカードなのです。なので、覚えないともったいない!!
ということで今回は、小アルカナをどういう風に捉えれば良いのか??どういうものなのか?というところに視点を置いて説明したいと思います。目からウロコが落ちるかも♪
目次
タロットカード・小アルカナとは?
ワンド(棒)・ソード(剣)・カップ(水)・コイン(土)という、四大元素(しだいげんそ)で構成されているカード小をアルカナと呼びます。ホロスコープや、錬金術などにも使われており、この四大元素が全て揃った状態が大アルカナの「世界」です。世界は「完成」を意味していますので、この四大元素を全て揃えることで完成を迎える事を表しています。
タロットカード・小アルカナでわかる事
大アルカナは運命的な動きを見るのが得意なのに対し、小アルカナでわかることは
- 日常生活においての状況や気持ち
- 質問者が何を大切にしているか
- 質問に対して、火・風・水・土の中で何がメインなのか?
ということを細かく知ることができます。そして、質問者がどの要素に偏っているのか?ということも理解することができるのです。
例えば
- 仕事のことを占っているときに、コインのカードが出ず、カップばかり出る場合は、お金よりも気持ちよく働ける場所を望んでいる。
- 恋愛のことを占っている時に、カップのカードが出ず、コインばかり出る場合は、愛し愛される・・・と言うよりは現実的なメリット・デメリットで考えている。
- やりたいことがあるのに、コインやソードのカードが出ず、カップのカードばかりが出る場合は、地に足が付いていない事を示す。
- 考えすぎてしまう人には、ソードのカードばかりが出てしまう。
という風な傾向があります。タロット占いは全体の流れやリンクしているカードを見る必要がありますが、小アルカナを入れることにより、より細密に占うことができるのです。
タロットカード・小アルカナの各スートについて
小アルカナのワンド(棒)とは
小アルカナ・ワンド(棒)とは、四大元素で言うと「火」に該当し、情熱や直感・行動力を示しています。何かを始めたいという気持ちや、自分のためだけではなく人の役に立ちたいという気持ち、ワクワクする気持ちが軸になっています。
ワンドの力は社会や人などの外側の世界に向けて発せられるので、情熱や行動力は社会(外)に向かって拡散されます。だから、ワンドの最初の段階である2や3では外の世界を見つめているのですね。
ワンドの2・情熱のおかげで世界が広がり、さらにどうしようか?と自分にできることを考えている状態。
ワンドの3・さらに広い世界を目指す。
ワンドの5・もっと情熱を拡大するために、他の人とディスカッション(討論)したり、自分の考えをまとめる。
ただ、ワンドの要素ばかり抱えてしまうと、ワンドの10のように「結果的にいっぱい いっぱいになってしまう」のです。最初は情熱・ワクワクが通用して、楽しい気持ちでやるのだけれど、情熱だけでは負担が増えてしまうのでしょう。
その他には、人の役に立とうと思って負担を抱えてしまうということも示していることが多いです。
ワンドの10・いっぱい いっぱいで今にも落としてしまいそう。
小アルカナのソード(剣)とは
小アルカナ・ソード(剣)とは、四大元素で言うと「風」に該当します。思考を巡らせ、より効率良い道を選んでいきます。戦略を立て、自分の信念に基づいて行動するので、時には「冷たい」と言われることもあります。
ソードの5・自分の信念のためには人を陥れることもある。人のなかにある「勝ち組・負け組意識」や、人より優位に立とうとする。そうやって力の使い方を学んで行く。
ソードの7・要領よく進んで行く。多少のズルをしても。心でどう感じているかは別。
ソードの8・思考に頼りすぎると、がんじがらめになる。
ソードの10・もう無理・・・・・
思考を使うので、「考えすぎてしまう」ということも象徴しているソードのカード。ソードの結末はソードの10「終わり」を示します。考えすぎてしまうことは、自分を追い詰めてしまう事もある。ソードに偏りすぎてしまうと、その先が見えなくなることがあるということを示しています。
思考を使いすぎた結果、欝・不眠症を引き起こすことも示唆しているのがソードのカードです。
ソードの9・結末の手前「眠れない・・・・・!!」
小アルカナのカップ(杯)とは
小アルカナ・カップとは、四大元素で言うと「水」に該当します。共感・感情・心・センスを表し、心のあり方を大切にしたい人に良く出現するカードです。気持ちを満たすことはとても大切ですね。ですが、気持ちばかりを重視してしまうと、マンネリを感じたり、悲しみに心がとらわれたりすることがあります。
マンネリ感を表すカップの4
目の前の悲しみに心をとらわれてしまう、カップの5
とは言え、心を大切に進んだ結果、カップの結末は明るいものとなります。心の潤いが、全てに連鎖し家族をも幸せにする。だけどカップの10の注意点は、もしかしたら家族を幸せにしていると思っているのは自分だけかもしれない・・・ということ。または、理想をただ描いているだけかもしれない・・・。ですが、心が満たされていることは確かですね。
カップの10・心は幸せ
小アルカナのコイン(硬貨)とは
コインのエース
小アルカナ・コインとは、四大元素で言うと「土」に該当します。物質・安定・利益・メリットなど、「形になるもの」を示しています。お金・土地・資産・地位・・・そう言ったものが絡んでいるときによく出現します。コインのカードたちを見ていると、私たちの生きている現実世界で収益化するためのステップが描かれているような気持ちにもなります。
お金や立場に執着しているとコインの4が出てきたりしますし、自分の才能を活かし、援助をしてもらったり、実業家のセンスがある人にはコインの9が現れることが多いです。
コインの4・離したくない
コイン5・安定を手放すには、お金の使い方やお金に対しての意識の持ち方が大切。一歩間違うと路頭に迷うことも。
コインの6・需要と供給があってこそ、成り立つ。
コインの7・もっとよくする為にはどうしたらいい?
コインの8・職人のような積み重ねが大事。
コインの9・女性実業家以外にも愛人を示す時にも出るカード。今までの努力が実り、豊かになる。
コインの結末であるコインの10は、大きな財産・会社・組織・家系の繁栄を示しています。ですが、イラストをよく見てみると、おじいさんが家族から離れていますね。利益やメリット・デメリットを大切にした結果、ひょっとしたら心が置いてきぼりになり心に隙間を与えてしまうのかもしれません。犬は察知して駆け寄っていますね。
コインの10「家族の幸せは、わしの幸せ・・・・じゃ・・・。」
タロットカード・小アルカナが出たときのポイント
世界「全てが揃うと、物事は完成する」
全部が全部ではありませんが、最終的には世界のカードのように「火・風・水・土」を揃える事も視野に入れて鑑定すると、より明確な結論やアドバイスを提示することができます。
小アルカナの出方によって、何の要素が足りないのか?というのを知ることができます。なので、質問者の願望を叶えるためには何の要素を意識すると良いのか?どうすればより良い道が開けてくるのか?という面をチェックするということも頭に入れて占ってみましょうね♪
【当たるタロット占い師になる!】目からウロコの小アルカナを使って占う時のコツ まとめ
いかがでしたでしょうか?
小アルカナは、枚数が多いので暗記しようと思うと大変です。なので、なるべく世界観を頭に入れて連想できるように意識してみましょう。ライダー版だとイラストもわかりやすく描かれていますから、イラストからも読み取れるようになると良いですね。
各スート同士(ワンドならワンド・ソードならソード)で、リンクしていることが多いので、関連性や流れも含めて読めるようになると、「当るタロット占い師」にもっと近づけるはずです。
四大元素が錬金術やホロスコープと関連しているということは、この小アルカナを抑えることで、人生にすごい変化を起こすことができるのかもしれない。昔の人達が、編み出した叡智がきっと小アルカナに濃縮されているはずです。
なので、ご相談者様をもっと楽しい人生に導く為に、選択肢をもっと増やしてあげる為にもぜひ習得してみてくださいね♪
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