【まずは】 お祓い・悪魔祓いが必要かも!?と思ったら 【落ち着いて】
先日、「悪魔祓い」と称して小さい子供を死なせてしまう事件がありました。家族に何か異変や異常が起きたとき、なんとかしなければ!!と思うのは家族にとって当たり前のことだと思います。
ですが、体にアザが出来たり、痛めつけてしまわなければならないほどの悪魔祓いって何なんでしょうか?怒
親しい知人が似たようなことで悩んでいた事を見聞きしているので色々と思うことがあります。なので、今回は特定を防いだ上で「どうすれば良いか?」ということを記事にしていきたいと思います。(ご本人に了承済みです。)
目次
悪魔祓い・お祓いが必要なことって本当にあるのか?
悪魔祓いと言えば、映画の「エクソシスト」が有名ですね。
映画「エクソシスト」とは・・・神父と悪魔にとりつかれた少女との戦いを描いた映画。
悪魔祓いやお祓いを実際に頼む人というのは、「実際問題、困ったことが起きている」というのがまず背景にあると思います。その「困ったこと」というのが、おそらく「自分の常識では考えられない」という事を指しているのだと思います。
悪魔祓い、お祓いが必要?と思ってしまう・・・小さい子の場合。
小さい子供の場合は、推測ではありますが「自分と明らかに個性が違う子供」で、自分の常識では考えられない言動をするなどで親が子供に対して全く理解をできない場合や、非常に「疳の虫が強い子(泣く・暴れるなど、取り憑かれてるの?と言いたくなるくらいの暴れよう)」の場合に悪魔祓いやお祓いが必要だと思ってしまう親がいるのではないかと感じます。
でも、実際は本当にただの個性だったり、気性が荒い・両親の不仲や親の心配な気持ちを汲み取ってしまうような繊細な子が多いと思います。
それは、成長に従って落ち着いてきたり、個性が強すぎる場合は医療機関にて関わり方を教わったりなどで解決することがほとんどです。親の不仲や心配ごとを感じ取っている場合は、親がまずしっかりすることで解決すると思います。
なので、小さい子の場合は絶対に医療機関との連携は不可欠だと感じます。
そうすることできちんとしたお医者さんに、「これはこの子の個性だよ」とか、「精神的に不安定だね」などとしっかりと客観的に見てもらえます。その上でどういう風に接すると良いか?というアドバイスをもらえると思います。
ただ、本当に霊的感性が鋭くて「憑依」という現象を起こし、暴れて大変・・・ということもなかには(非常に稀だと思いますが)あると思います。
ただ、そうなった場合にも、「まずは状態を落ち着かせる」ということが一番に必要なので(暴れている時や、理性が吹っ飛んでいる場合はぶつかったり事故にあう危険性があるため)、やはり今の現代医療の力をかりて、お薬でまず安定させるとか、入院するとかといった処置判断をお医者様にしてもらうのが第一で、その後に悪魔祓い・お祓いなどの除霊や浄霊が必要だと感じます。
なので、小さい子供をアザができるまで叩いたり、痛めつける・絶食させるという行為は「絶対おかしい」という風に認識したほうが良いのではないかと思います。
悪魔払い・お祓いが必要!?と思ってしまう・・・大人や大きい子供の場合
「今までなんともなかったのに、いきなり豹変してしまった」というケースがほとんどかなと感じますが、こちらも同じく、医療機関との連携は必須です。
悪魔祓いやお祓い以前に、病気という可能性もあります。
暴言・理解できない行動・幻覚・幻聴など、家族にそういった人が出ると病院に行くのが恥ずかしいとか、そういった理由で家に閉じ込めたり、祈祷師などの力だけでなんとかしようと思う方もなかにはいるようですが、そういう風に偏ってはいけません。
大人や大きい子供の場合、力がどんどん強くなっています。大の大人が3人がかりでも敵わないと思うこともあるようです。なので、医療機関・家族の団結をまず大前提として考えた方が最善だと思います。
エクソシストと化してしまった知人の実体験
知人家族の実体験です。掲載の了承はとっていますが、特定を防ぐために多少カモフラージュを入れますが、ほぼ実話です。
知人がエクソシスト化してしまったのは、大人になってから。いきなりだったようです。目は虚ろ。どこを見ているかわからない。焦点が合っていない。目がぎょろぎょろ動く。
そして、映画「エクソシスト」のように、体は前を向いているのに顔がゆっくりと後ろを向く・・・。口からはよくわからない言葉を発する。
今まで「良い子」だった知人の豹変ぶりに、その家のご両親は憔悴しきっていました。もちろん、医療機関にもかかり、ついた病名は「統合失調症」。昔だと精神分裂病と言われた病気でした。
統合失調症については色々なパターンもありますので、ここでは知人の一例としてあげさせて頂きます。ご了承くださいませ。
見ているご両親は、とても怖かったようです。エクソシスト化してしまった本人は、当時の様子を覚えてないらしいですが、本当に映画「エクソシスト」を見ているようで、「もう、取り憑かれてしまったのではないか・・・!?」と思えるほどだったようです。
暴れた時の力もハンパではなく、大の大人が3人がかりでやっと抑えられる程度。歳を取った両親だけでは抑えるのは不可能でした。
いきなりスイッチが入るように、エクソシストのようになる知人・・・。ご両親は絶望したそうです。
もしかして悪魔祓い・お祓いが必要なんだろうか?と思ってしまった出来事。
知人のご両親は、祈祷とかお祓いとかにはあまり興味がありませんでしたが、ある日いきなりエクソシスト化した知人が、話したことのない祖先の生い立ちをいきなり語り出したそうです。
- 「自分は〇〇の生まれである。」(先祖がいた土地)
- 「自分は〇〇をされて、とても恨んでいる。」(先祖が起こしたトラブル)・・・
両親は「なんでこの子がその事を知っているんだろう?」と、思ったようです。このようなことが何度かあったようで、これはもしかしたら「先祖の因縁」とか言った類のものなのではないか?そう考えたようです。
劇的に回復した、エクソシスト化した友人の今
結局、悪魔祓いやお祓いの道は選ばず、病院にて入院をし、薬を飲みながら治療しました。その知人は今、奇跡的な回復をとげています。
なぜエクソシスト化までしたのに、悪魔祓い・お祓いをしなくても回復したのでしょうか・・・
その知人のご両親から聞いたお話・知人本人から聞いた話をまとめると、「家族の団結」と「家族それぞれが、自分にフタをしてきたり目を背けていたことに目を向けて取り組んだ」から今の劇的な回復に至るのでは?と私は考えます。
家族の団結・自分たちの心に目を向けることの大切さ
知人の家族においては、家族がずっとバラバラ状態で、お互いに不都合なことは直視せず、フタをしてずっと生活してきたという面がありました。親から見たら、知人に関しては「良い子」だという親の認識はあったけれど、良い子だと思っていたからこそ、放っておいた。知人が何を考え生きていたのかにも、興味がなかったようです。
「良い子」と思われるということは、うるさくなく、わがままを言わない親のいうことを聞く子だということ。それは、親にとっては都合が良くても子供本人は自分の気持ちを押し殺してますから、知人本人も心の状態は良いとは言えないですよね。
両親ももそれぞれ家族としてまとまることもなく、好き勝手に過ごしていた。そこにメスが入ったのかなと思います。
家族がエクソシスト化したり、悪魔祓いやお祓いが必要なのでは!?と思うほどの状態に陥る家族は、全体的に「家族間や本人の心」になんらかの問題を抱えるケースが少なくないと感じます。
ですが、エクソシスト化しているときは、そんな悠長なことはいっていられないので、とにかく医療機関の力を借り、適切な処置をしてもらい、【落ち着く】ということが大前提だと思います。
エクソシスト化になり、一時期家族も絶望した知人一家でしたが、家族や知人本人が「自分達の心の問題」に目を向けたとたん、歯車がかちっと組み合わさったように良くなってきました。
今では昔とは比べものにならないくらいの良い家族の形になっています。
悪魔祓い・お祓いをする人に「大変なことになる!」と脅されたら?
医療機関などの助けを借りようと思っても、悪魔祓いやお祓いをする霊能力者・祈祷師に「このままでは大変なことになる!」とか「他の所へ行ってはいけない!」などと脅される場合もあるようです。
ですがそういう場合もまず落ち着いてください。本当のプロは、医療機関との併用をすすめる人がほとんどです。なので、この人はおかしいと感じたら、迷わず医療機関なり他の人に相談するなりしましょう。
霊能力者の世界は完全な実力社会
霊能力者さんの世界は、完全な実力社会です。ただ、悪魔祓いやお祓いをうたっているアマチュアの人の中には、言う事を聞かない相手に対して念を飛ばして、「呪い」のようなものをかける人もいると思います。なので、そういう場合はもっと実力のある人を探して対抗しましょう。
実力は完全に上!密教僧さん
残念ながら、私は悪魔祓いやお祓いをすることができる人に知り合いがいないのですが、有名な所で言えば「密教僧さん」のいるお寺などが良いと思います。
きちんとした修行をした格の高い方たちがいます。たぶん普通のアマチュアの人なら完全に敵わない。
「霊験修法曼荼羅(れいけんすほうまんだら)」という漫画に、ノンフィクションのお話が載っています。これは密教僧が秘技秘術を駆使しながら特殊な事例を専門に請負って解決していくお話です。超がつくほど面白いです。(kindleでは二巻まで出てますよ!)全部出ました!!
今は続編で「霊幻怪異始末(れいげんかいいしまつ)」というのが出ています。こちらもたまらない面白さです。
2013・長久保貴一・霊験修法曼荼羅・朝日新聞出版
時間がかかってもいいなら・・・HONKOWAの寺尾玲子さんなど
山本まゆり・呪いの代行・朝日新聞出版
HONKOWA(ほん怖) 2017年3月号【雑誌】【2500円以上送料無料】という毎月発行されている雑誌があります。それにいつも描かれている「寺尾玲子さん」という方などがいらっしゃいます。実力のある霊能者さんたちが読者さんからのご相談も受け付けているそうなので、余裕があるかたはこういったものに応募してみるのも良いと思います。
ただ、採用されるかどうかはわかりません。運次第ですね!
【まずは】お祓い・悪魔祓いが必要かも!?と思ったら【落ち着いて】 まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の事件に関しても、方向性は間違っていたとしてもきっと「なんとかしたい!」という気持ちは同じだったはず。
だったらしっかりと改善に向かうように、子供を傷つけたり亡くしてしまうようなことは絶対に起こさないように・・・、ちゃんと対処しましょう。
医療機関との連携を忘れずに、信頼ができないならば納得いくまで探しましょう。
そして、本当に悪魔祓い・お祓いの必要があるならば、アマチュアではなくてプロにお願いを。もしもそこで実生活でも改善するべきところがあれば、必ずアドバイスがもらえるはずです。
そうして、落ち着いたら色々と見直す所は見直してみましょう。統合失調症だった知人は、今は寛解して普通に暮らしています。絶望の淵に一度落とされた家族も、楽しく暮らしています。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
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