【2024年決定版】タロットカードの意味を楽しく覚える! 『女教皇』編 仕事、相手の気持ち、人間関係、アドバイス、人物像を解説
目次
タロットカード 女教皇とは
女教皇とは「高い知性、直感力、洞察力に優れた人」です。聡明で冷静です。女教皇ですので、女性的な特性も出てきます。彼女はとても真面目で勉強熱心。頭の中で様々なことを考え、受け入れたいと思っています。
女教皇は物事を白黒で分けずに、グレーや中庸な在り方を受け入れる人のカードです。
今回はそんな女教皇の解説です。
女教皇の世界観
地球上では、全ての事柄には二元性(白黒、善悪といった二つの側面)がありますが、女教皇は柱の間に座っています。これは、ニュートラルでいることで、正しい直感と考える力が発揮されるという事を意味しているのです。
女教皇は私達に、中庸でいる事の大切さを説いてくれているのです。
女教皇のカードから読みとれる世界・人物像
白と黒の柱の間に座っている女教皇は、TORAと呼ばれる宇宙の真理の描かれた巻物を持っています。胸にある十字架は、女教皇が処女であり、純粋であることを示しています。
ですが、後ろには女性性の象徴であるザクロのタペストリー。これは、ピュアで真面目な自分でありながらも、女性性も兼ね備えていることを示し、その奥の水(女性性ならではの感情)と真面目で神秘的な自分とは、薄い幕一枚で仕切られていることを示唆しています。
なので、まじめで純粋なだけが女教皇の特徴ではなくて、足元にある月のような女性ならではのヒステリーさ・感情の起伏の激しさ・不安定さをも兼ね備えているということを示しています。
女教皇は、そういった自分の一面を否定していません。それすら、自分自身を形作る一つだと理解してるのです。そういう風に白と黒を受け入れられる人だからこそ、宇宙の真理を受け取ることができるし、人々の心を癒すこともできるのですね。
女教皇が正位置で出た場合の意味
女教皇が正位置で出た場合の意味は一般的には
「直感・聡明・安らぎ・神秘的・二元性・真面目・カウンセラー」
という風になりますがこれは、自分がニュートラルな状態にいるからこそ、出てくるワードとなっています。
ニュートラルでいるあなたの直感は、正しい方向へと導かれています。それはただの当てずっぽうではなくて、今までの色々な知識の積み重ねや、知識の集合体がそれを後押ししているのかもしれません。
女教皇は、自分とも向き合います。常にどうしたらいいか?を考える存在です。このカードが出たとき、それをする力があることを示しています。陰も陽も受け入れているのです。だからこそ、宇宙と繋がることもできるし、自分の知識を活かすこともできるのです。
カウンセラーや占い師といったお仕事をしている人の場合は、可能性を一つに決めず、きちんと陰(悪いと感じる事)も陽(良いと感じること)も考えた上でのアドバイスができるでしょう。
また、女教皇のような人物・キーパーソンが傍にいる事を暗示している場合もあります。
女教皇が逆位置で出た場合の意味
そもそもの女教皇の世界観は変わりません。正しい直感と考える力を兼ね備えている存在です。ただし、逆位置の場合はその力が正しく発動しません。なので
- 考えすぎて頭でっかちになってしまう。
- 冷静さを失い、ヒステリックになったり相手を批判しだす
- 神経質になってしまい、排他的・閉鎖的なになる。
- グレーは認めない。白黒はっきりしたがる。
という風になってしまいます。
頭が良いので、相手を追いつめたりしてしまうかもしれません。
どうアドバイスすれば正位置にすることができるかを考えてみよう!
例えば女教皇の場合
- どうすれば冷静になれるか?
- どうして感情のコントロールができないのか?ヒステリックになるのか?
- 考えすぎてしまう原因は何か?
- 排他的・閉鎖的になってしまうのはどうしてか?
- 直感やひらめきを正しく発動させるためにはどうしたらいいか?
- なぜ偏ってしまうのか?
- すぐに結果を出そうとしてしまうのか?
- 決めつけてしまうのか?
などを考えると解決の糸口やアドバイスの方向性が見えてきます。わりと女性によく出現するカードです。TORAの巻物を持っていることから、本やネットなどで知識を収集するのも良いですね。
女教皇の意味「仕事」編
仕事に関する占いで女教皇が正位置で出た場合は、 カウンセラーや占い師、又は勉強して知識を吸収する事を求められている場合が多い でしょう。就職や転職にそういった特技を生かす事も良いですし、また、そのような部署や働き方を求められる事が良くあります。
ニュートラルな捉え方を意識する事で直観が研ぎ澄まされ、よい方向に進みます。独立など新たなアクションに関しても、さまざまな情報を集め、リスクも踏まえて客観的な判断ができる状態を表します。
逆位置に出た場合、女教皇の生真面目な性格が裏目に出て、 完璧を求めすぎることで回りに対して排他的、冷たくあたってしまう一面が出てしまいます。 何かプロジェクトを進行させているなどの状況出ればヒステリックにならずしっかりと考えて行動をするようにしましょう。
結果をすぐに出そうとしない事がポイントです。
女教皇の意味「相手の気持ち」編
正位置で出た場合の相手の気持ちは 「尊敬のまなざしで見られている」「賢いと思われている」 という風に思われています。鋭い観察力や優秀な面が相手に十分伝わっている状況を表します。
逆位置が出た場合の相手の気持ちは 「頑固」「融通が利かない」「ヒステリック」 と思われています。
女教皇の意味「人間関係」編
人間関係を占う場合に正位置が示すのは 「頼られる存在」「尊敬されている」 という関係を表します。職場での人間関係、友人関係など補佐的存在として見られている状態を表します。
逆位置の場合は 頑固さや生真面目すぎるところにが災いして、相手に引かれている かもしれません。自身の感情の起伏が激しくなっている理由もあり、自分自身も人間関係に疲れを感じている事が多いでしょう。
女教皇の意味「恋愛」編
女教皇はとてもまじめですので、パートナーがいない人の場合は、恋愛に奥手になったりプラトニックラブを楽しむ事が多いでしょう。また、知識だけは豊富になりがちな面もあり、一歩間違うと耳年増になる事もあります。逆位置の場合は潔癖さが強くなってしまうので、恋愛に関してうがった見方をしてしまう場合が多いでしょう。また反対に、性に対して過剰反応をする事もありますのでご注意を。
宝良的考察×女教皇×宇宙×メッセージ
正位置の場合、一般的なタロットの本では、キーワードとして「直感・知性・神秘的・カウンセラー」などと出てくることが多いこの女教皇。このキーワードが出てくるのあ、女教皇は「あらゆるすべての事を受け入れ、見守ることが出来るから」にほかなりません。
白も黒も、両方良い。いろんな可能性があることがわかっているからこそ、宇宙からのインスピレーションを受け取ることができますし、カウンセラーとしても幅広い答えを出すことができるのです。
叡智というのは、白も黒も受け入ればければ 授かることができない…ということを知っているのでしょう。
逆位置の場合
逆位置の場合は、白と黒に分けようとしてしまったり等で片方に偏るため、冷静になることができません。なのでその状態では残念ながら、宇宙からのインスピレーションも湧いてくることは無いでしょう。
そのため、一般的には「神経質・潔癖・批判・受身・優柔不断」などというキーワードが出てきます。
本来、女教皇は知的で聡明な人です。冷静になり、しっかり自分の内側を見つめ、白にも黒にも良いところがあると認められた時…、きっと優れたカウンセラーとしての素質を開花させることが出来たり、普通の女性とは違う、神秘的な雰囲気をまとった包容力のある素敵な女性になるのだと思います。
タロットカードの意味の中で、一番人気があるこの女教皇。そして、読みづらさでもきっと上位にランクインするのだと思います。
もしも自分へのメッセージとして引いたときは、
「白も黒も受け入れ、その良さを知り、ニュートラルに捉えることで正しい直感やインスピレーションに恵まれる」
と解釈してみるのも面白いと思いますよ!
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