占い師は続かない!?占い師のお仕事を長く続けるやり方
占い師って、意外と長く続けられる人がいないって知っています?
これは私の主観ですけど
・「相手からの念をもらう」タイプ
・「力になろう!期待に応えよう!と思いすぎる」タイプ
がわりと辞めやすいんじゃないかな?と思います。
どちらにも共通して言えることは、
相手の悩みを、勝手に一緒に背負ってしまうということです。
せっかく占い師として活躍できるようになったのに、長く続けられないなんてもったいないですよね!
では長く続けるためにはどうしたら良いか?ということを私的に考察してみました。
目次
占い師を長く続けるポイント! 相手がどういう風に選択するかは完全に任せる。
占い師をやっているなら、やっぱりご相談者さんには幸せになって欲しいもの。
で、占いというのは今現在の最善の道を提示することですが
それでもその最善の道を通るか?他の道を通るか?は実はご相談者様次第なんですよね。
リピーターさんになっていたり
もしくは初めてのクライアント様でも共感できるタイプのお悩みを抱えている人というのは、なおさら幸せになってほしい。
だけど、やっぱり占い師と言えども他人なので、解決策を提示する以上は踏み込んではいけません。
助けを求めてくれたときのみ力になる・・・。それだけしかできないんです。
人には常にたくさんの道があります。
- A スムーズにいく道(でも自分の気持ちの中で葛藤有り)
- B スムーズには行きにくい、ちょっと時間がかかる道(でも自分の気持ちの中での葛藤は少なめ)
- C スムーズにはいかない、時間がかかる道(自分の中での葛藤あまりなし)
- D 変わらない道
こんな道があったとします。
この場合、どの道を通っても間違いではないし、選ぶのは本人。
私たち占い師ができることは、その人が選んだ道がスムーズにはいかなくても、それなら「じゃあどうしたら比較的スムーズに行けるかな?」というのを教えてあげる事くらいです。
例えば人によっては
D→D→B→C→一念発起してA
という道を通るでしょう。これはこれでOK。
途中で新しくE~Hとかの道が出来てくることだってあるけど、選ぶのは本人。歩くのも本人。
何を選んでも間違いではないのです。
占い師は、色々な選択肢を提示して、より生きやすいように・楽しめるように
頭の片隅にでもアドバイスや選択肢が残ってもらえるように気づきを提示するだけの存在です。
クライアント様も、言われた当初は「できない」と思うことでも
時間が経てば「いけるかも?」と思えることだってありますよね。
なので、クライアント様を信頼して自由に歩んでもらう事が大切です。
わりと相手の人生を背負ってしまう占い師さんは
「自分がなんとかしてあげないと!」という気持ちが強いと思います。
でもそれは、自分が何とかしてあげないと相手はダメになってしまう。
つまり、相手はひとりでは幸せになれない。信用していない。
ということとイコールになります。
ですから、信じて見守る。
そして、深入りしない。
何かあって、頼ってくれたときのみ力になる・・・。
これが占い師のお仕事を長く続ける秘訣かな?と感じます。
自分以外の他の占い師さんのところにいくこともオールオッケーとする。
個人での好みや、その時々の気分的なものなど・・・、占い師さんも人間ですので、相性があります。
クライアントさんが占いにくるということは
スピリチュアル的なことが好きな方が多いと思いますし
同じ悩みで複数の方に相談するということだってよくある話だと思います。
なかには
私以外の人に占ってもらおうとするなんて!不幸になるがいい!
という占い師さんもいるようですがこの場合、あなたという占い師を信用していないとかいうことではなくて(それもあるかもしれないけどw)、それだけ悩んでいるということですよね。
ですのでここでも、あくまで相手に任せる。自由にしてもらう事が大切です。選択する権利はクライアント様にあるのです。
- ・相手をコントロールしようと思うと疲れませんか?
- ・そもそもコントロールなんて無理な話。
- ・きっと占い師をやっている方なら良くわかっていると思います。
今いろんな方がいますし、いろんな人にみてもらうなんて楽しそうでイイじゃない!
そう思うと気楽になるでしょう。
あと、よく言われるのは
いろんな人に占ってもらったんですけど、みんな同じことを言ってくるんです…。
というパターン。これはとても多いのですが、この場合はそれだけ「気づけ!」と見えない力に言われているんでしょうね^^
あとたまにあるのは
という場合もあります。
これは別にすごいことでは無くて、私がキャッチした未来をその人が選択したというだけの話。
ですから、タロット占いが当たったとしてもクライアント様を囲い込んだり、自分だけが特別だと思わないようにすると良いでしょう。
選択する権利は、常に常に常に相手にあるのですから。
だけど、 他の占い師に浮気するなんて許せないわ!!
なんで許せねぇの?
自分が信用されてないと思うからかい?
(ギクッ!)
そんなこといちいち気にしてたら、そりゃ疲れるわ。
母親のように、信じて見守る。
そして頼ってきたときだけ力になる。
これだけで占い師側もかなり楽になります。
必要以上に相手の念を受けることも少なくなりますし
相手の行動が気になるということもなくなる。
相手も自由にいろんなことを経験できるし、勝手に成長してくれる♪
プラスの連鎖が働きます^^
信じて見守ることができなかった過去の私
お恥ずかしい話ですが、占い師を仕事とする前の話です。
長男を産む前はインストラクターとして働いていました。
人を教えるという立場にいるにも関わらず、当時の私は人を全く信用していなかったんです。
信用していないから、相手の行動のひとつひとつがすごく気になる。
少しでも自分が言ったことと違う事をすると
だから違うって言ったでしょ!!
という感じで相手を責める。監視する。
超感じ悪い奴でした。
今思えば、相手の力を一切信じていなかったんでしょうね。
過保護なお母ちゃんみたいな感じです。
勝手に口出して、勝手に怒って、勝手に疲れて、勝手にキレる・・・みたいな(;・∀・)
それゆえ、毎日目は充血。肩はパンパン。
常に周りに気を張り、後ろで人が動こうものなら、すぐに察知する・・・
武士か!!
それくらい毎日周りを監視していました。
なぜそういう風にしていたかというと
そうしないと誰かが困っているときに役に立てないと思っていたから。
気づいてあげられないから。
頑張らないと自分の価値はないと思っていたから。
という思い込みが私の中にあったから・・・だったんですね。
だから、よく上司から
そんなに頑張らなくても良いんだよ?もっと楽にやりなよ~。
と言われていたものです。
なのに私は・・
頑張るのって普通でしょ?なのにどうしてそんなこと言うんですか⁉
頑張らないと生きている意味ないじゃないですか‼
と、号泣しながら超反発していました。
泣きながらキレる人みたいになってました。
今思えば、
『頑張らないと・期待に応えないと存在する価値が無いと思っていたから一生懸命やっていたのに
「頑張らなくて良い」という言葉が自分を全否定しているかのように、脳内変換されていたから』
だったんだろうなと思います。
自分がやらなきゃとか
期待に応えなきゃとか
そう頑なに思い込んで、必死に頑張ってたんでしょうね。
相手に任せて楽に生きている人が、皆から好かれ成果もあげるという事実
これは、当時の私は許せないことで。
だって、努力しない人がどうして愛されるの?結果を出すの?
努力しないとだめでしょ?と本気で思っていたから。
上の話に戻りますが「努力しない・期待に応えない」というのは
私の中で完全に「悪」だったのでね。
でも、自分の努力にはやはり限界があって、人を信じたり頼ることをしてこなかった私は行き詰ります。
そこで初めて、少しずつ頼ってみようかな?
相手を信じてみようかな?と小さいことから始めていくと・・・
前みたいに努力してないのに評価がうなぎ登り・・・!!
そしてさらに結果が出る・・・なぜ!?
という事態に。
今ならわかりますが
- ・相手を信用しようと思うこと
- ・相手をコントロールせずに、任せようと思うこと
これが結果的に相手の成長や幸せにつながるのだ・・
ということだったんだと思います。それが周り回って高評価にもつながったと。
そうなると自然と肩の力も抜けてきて
相手のことを監視しないし、コントロールしようとしないから頑張りすぎることも無くなる。
相手も信頼されているから、失敗しながら成長できる。
失敗しても見放さず、見守られているからこそ相手も安心して道を歩める。
そういう風になるんですね。
なので占い師も同じ。
自分のアドバイスがが相手の頭の片隅にでもあればそれでいい。というかそれがちょうどいい。
ということをひしひしと実感として感じたのでした。
じゃあ占い師としての責任はどうなの!?と言われたら。
相手に選択肢を提示するだけなんて、無責任!!
占い師なら何とかしなさいよ!と思う人がいるかもしれません。
もしかしたら、あなた自身がそういう気持ちで責任感を持って占い師をしているのかもしれません。
それ、疲れませんか?
他人にエネルギー持ってかれませんか?
だって相手はコントロールできないですよね。
期待に応えても、キリがないですよね。
そして、何とかしなさいよ!と思ってしまう方。
- ・本当にコントロールされたいですか?
- ・日々の気持ちの持ち方から、相手への気持ちの持ち方まで失敗したら「そうじゃない!」と言われますよ?
- ・ダメ出しされまくりますよ?
- ・それなら自分のペースで自分できちんとやったほうが良くないですか?
何事も、自分でやることが大切なのです。
他人には感じられない、自分の心の葛藤を自分が感じていくことが大切なのです。
責任というのは、相手の人生にじゃなくて、自分の人生に持つものです。
占い師は対価をいただいてベストなアンサーを導き出すプロです。
つまり占い師のお仕事は、ご相談者様が楽に幸せになれる道を提示してあげること・アドバイスしてあげることなのです。
その結果として、クライアント様が自分の力で自然に変わっていくだけなんですね。
なので、そこをしっかりと押さえていれば占い師側も余計な力を入れなくて済むし
ご相談者様も自分の力で歩めるので双方にとってベストなのではと考えます。
私にとって、過去のインストラクター時代は大変でしたが
あれがなければまだきっと常に疲れて常にイライラして…
相手をコントロール・支配しようとする人生を送っていたんだなぁと思うとゾッとします。
占い師のお仕事を長く続けるやり方 まとめ
いかがでしたでしょうか?
せっかくの占い師という素敵なお仕事。
長く続けるために占い師側も肩の力を抜いて、相手を信じて見守って、楽しく続けていきましょうね♪
これが何より、一番長く続く秘訣だと思います。
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